「づ」と「ず」

「づ」のローマ字表記が『ZU』となっているのを見て違和感

『DU』じゃないかなと

教えてもらい調べてみると

・『ZU』表記は【ヘボン式・訓令式】
・『DU』表記は【日本式】

と分けられていました。
発音上の区別はないので国際的に最も広く普及しているヘボン式の『ZU』が使われているようです。

ヘボン式ローマ字

日本語表記をラテン文字表記に転写する際の規則、いわゆるローマ字の複数ある表記法のうち、日本国内および国外で最も広く利用されている方式である。

Wikipedia ヘボン式ローマ字

訓令式

日本語のローマ字表記の方法の一つ。日本式とヘボン式の長所を採り入れたもの。日本式で使用する「クヮ」「グヮ」「ヂ」「ヅ」などは、それぞれ「カ」「ガ」「ジ」「ズ」の綴(つづ)りを用い、ヘボン式で使用する「shi(シ)」「chi(チ)」「tsu(ツ)」などは、それぞれ「si」「ti」「tu」で表わすなど。

コトバンク 訓令式

日本式ローマ字

1885年に提案された、日本語をラテン文字で表記する方法である。

Wikipedia 日本式ローマ字

一般的には「づ」は『ZU』と表記しますが、ローマ字入力では『DU』が用いられています。

JIS規格では “ JIS X 4063:2000(仮名漢字変換システムのための英字キー入力から仮名への変換方式)”で「づ」は『DU』とされていましたが、このJIS規格は2010年1月20日に廃止されています。
その後、新しいJIS規格は作られていないようですね。

JIS X 4063:2000で規定されていた入力方式

Wikipedia JIS X 4063:2000で規定されていた入力方式

個人的には言葉の意味を踏まえて「づ」と「ず」は『DU』と『ZU』を使い分けたいと思います。