最近Autodeskが値上げの価格改定の発表があったのでFusion360のライセンス料はどうなるのか見てみました。
私が使い始めたころは年間で37,000円(税別)でした。
※画像の価格は是込み価格
2018年10月8日からそれまでStandard版(標準版)とUltimate版(高機能版)とで分かれていたライセンスを1つに統合されライセンス料は56,000円(税別)になりました。
このライセンスの統合によって、ジェネレーティブデザインなどを含むUltimate版のフル機能がFusion 360の全ユーザーで利用できるようになる(ジェネレーティブデザイン機能は商用ユーザーのみ利用可)。
(Ultimate版は高かった…、年間で182,000!)
※画像の価格は是込み価格
今のところFusion360のライセンス料は変わってません。(消費税が上がったので支払う金額は増えてますが。)
ちなみにFusion360は個人利用とスタートアップ、教育関係は無償のまま使えます。
サイトを探しても分かりにくかったので覚書。
■個人用 FUSION 360
・対象者
・非商用目的の個人的なデザイン プロジェクトに使用する個人
・自宅で非商用目的の製造やファブリケーションを行う個人
・含まれる機能(無償の個人用 Fusion 360 には、以下を除くすべての機能が含まれています。)
・電話および電子メールによる技術サポート
・チームの共同作業やデータ管理の機能(英語)
・商用トランスレータ(NX、Catia、SolidWorks、Inventor、PTC Creoなど)*
・AnyCAD(アプリケーションの切り替えが不要なネイティブの CAD データ変換および参照ツール)
*注:AnyCAD および商用トランスレータ(NX、Catia、SolidWorks、Inventor、PTC Creoなど)は個人用ライセンスには含まれていません。個人ユーザーは、現在も将来的にもFusion360の一部の機能が使用できない場合があります。
使用可能な期間は1年間。利用資格を満たす場合は、その後も更新可能。
・利用資格
・非商用目的の個人的なプロジェクトに使用する。
・趣味の事業に使用する。*
・企業の社内トレーニングや商用目的のトレーニングに該当しない、個人の学習に使用する。
・YouTube のビデオ、ブログ、その他のWebコンテンツを作成する。(一般公開されている Web コンテンツによる年間収益が 1,000米ドルを超える個人で、Fusion360の利用に関心をお持ちの方はパートナーシップの機会をご提案させていただきます。
)
*「趣味の事業」とは…年間収益が 1,000米ドル未満の個人
■スタートアップ企業向け FUSION 360
・対象者
・創業から3年未満の企業
・従業員数が10名以下の企業
・年間総収益が10万米ドル未満の事業(親会社を含む)
・自社独自の製品を設計または製造している企業
・Autodesk Fusion360コミュニティで事例を共有できる企業
・他企業の委託業務を受注しているサービス プロバイダ、販売業者、契約メーカー、コンサルタントは対象外
・含まれる機能(スタートアップ企業向けFusion360には、コンセプトの作成からデザイン、製造まで、製品化に必要なすべての機能が含まれています。)
・チーム全体で使える強力なコラボレーションとデータ管理機能
・業界標準のすべての商用トランスレータ(NX、Catia、SolidWorks、Inventor、PTC Creoなど)
・AnyCAD(アプリケーションの切り替えが不要なネイティブのCADデータ変換および参照ツール)
・Fusion360フォーラムを通じたコミュニティ主体のサポート
・クラウド クレジット
・技術サポートが必要な場合:電話および電子メールによるサポートは、Fusion360の商用サブスクリプションのみで利用可能
・利用資格
・ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から支援を受けたスタートアップ、自己資金によるスタートアップ
・有効な Web サイトを有している、またはソーシャル メディアやデジタル プラットフォームで取引を行っている
オートデスクのスタートアップ企業の定義:
「スタートアップ企業」として認められるには、(a)製品またはサービスの総売上による年間収益が 1,000米ドル(他の通貨の場合は相当額)未満の法人、スタートアップ企業、在宅事業、または(b)非商用プロジェクト、趣味、個人の学習のために本サービスを利用する個人に該当している必要があります。スタートアップ企業向けサブスクリプション契約は、アクセスが許可された日付から開始され、1 年後に終了します。スタートアップ企業向けサブスクリプション契約の期間中、オートデスクはユーザへの通知によって、当該ユーザが本サービスを利用する権利をいつでも取り消すことができます。
無償で使えるうちは無償でたくさん使いましょう。
Fusion360のライセンス料がこれ以上値上がりしないようにお願いします。
機能追加や使い勝手の向上があるなら値上がりしも・・・。
立体造形や3DCAD・CGなど3Dデータに関して興味ある方や、ものづくりに興味のある方などお気軽にご相談ください。
データ作成から立体造形などご要望にお応えします。